八ヶ岳観光協会からのお知らせ
2023/03/01 登山道情報(2/28現在)
最近の標高2,500m付近の気温は、最低気温-20℃~-8℃、最高気温-13℃~-2℃です。
2月中旬の降雪で新雪が一気に増加しましたが、その後は気温の上昇と降雨により雪解けが進みました。現在は、積もっていた雪が雨の水を含んだことで凍結している箇所がみられますので、滑落や転倒には十分ご注意ください。稜線では、強風により雪が飛ばされ岩や鎖が露出している場所があります。また3月に入ると日中暖かく感じられる日が増えていきますが、気温の変動が激しい時期でもあります。引き続き厳冬期や様々な積雪状況に対応できる装備と防寒具を必ずお持ちになってお出かけください。
登山道の状況は毎日変わります。雪の降った後や風が強い場合には、登山道のトレースが無くなっていたり、複数のトレースができていたりすることもあります。必ずご自身で最新情報を調べていただくとともに、登山中は正しいルートを確認し道迷いには十分気を付けながら、安全に登山をお楽しみください。
冬季期間中の各山小屋の営業状況につきましては、詳細は各山小屋のホームページやSNSなどでご確認ください。
※冬期営業していない山小屋のテント場の利用は出来ません。また、指定地以外での幕営は禁止されております。テント場を利用する際には必ず事前に確認の上、予約をお願いします。
2023/01/30 登山道情報(1/30現在)
最近の標高2,500m付近の気温は、最低気温-20℃~-11℃、最高気温-13℃~-7℃です。
しばらく暖かい日が続いていましたが、再び冬の寒さが戻り、ここ1週間で新雪が積もりました。例年に比べると積雪量は多くありませんが、最近の積雪は標高2,400m付近で60センチほど、吹き溜まりでは1メートル以上となっています。(登山道の積雪状況は日々変わりますので、入山前に各自で最新情報をご確認いただくようお願いいたします。)2月以降も引き続き厳しい冷え込みが予想されていますので、入山される方は防寒対策を万全にしてお出かけください。
冬山は夏山のコンディションと大きく異なります。悪天候に見舞われた場合、滑落、凍傷、ルートミス、低体温症、雪崩など、様々なリスクに遭遇する可能性が高くなり、命取りになることがあります。単独での入山は一層リスクも高くなるため、単独行動は避け、冬山経験者との同行や、ガイド山行、ツアー参加などをおすすめいたします。少しでも不安がある場合には、無理して入山されないようお願いいたします。また、こまめに天気予報を確認し、天気が悪い場合には登山を中止または延期していただくことが大切です。万が一遭難した場合、悪天候下では救助活動も困難となり時間を要します。もしもの場合に備え、最低でも一晩はビバークできるよう、防寒着、ツエルト、非常食等の装備を必ず携行することが必要です。引き続き安全に気をつけて、冬の八ヶ岳登山をお楽しみください。
冬季期間中の各山小屋の営業状況につきましては、詳細は各山小屋のホームページやSNSなどでご確認ください。なお、引き続き、新型コロナウイルス感染防止対策の徹底にご理解とご協力をお願いいたします。
※冬期営業していない山小屋のテント場の利用は出来ません。また、指定地以外での幕営は禁止されております。テント場を利用する際には必ず事前に確認の上、予約をお願いします。
2022/12/27 登山道情報(12/27現在)
最近の標高2,500m付近の気温は、最低気温-20℃~-11℃、最高気温-15℃~4℃です。
12月中旬以降は厳しい寒さとなり山は厳冬期に突入しました。ここ最近まとまった降雪が何度もみられ、登山道の積雪量も一気に増加しています。積雪は標高2,400m付近で50センチほど、吹き溜まりでは1メートル以上積もっており、標高が高くなるにつれ積雪は増しています。登山道では強風によりトレースが不明瞭となっている箇所も多いため、必ず正しいルートを確かめながら歩くようご注意ください。なお、登山道の状況は毎日変わりますので、入山前に各自で最新情報をご確認いただくようお願いいたします。
この先も厳しい冷え込みが予想され、風が吹くと体感温度はさらに下がります。必ず厳冬期の服装と装備(冬用アウター、冬用登山靴、防寒着、アイゼン、スパッツ、カンジキ、スノーシュー、ヘッドランプ、地図、等)を携行され、また稜線を歩く際には、ピッケル、サングラスやゴーグル、バラクラバ(目出帽)、等の準備を万全にしてお出かけください。また、冬山登山では常にリスクと隣り合わせということを忘れずに、さまざまなアクシデントにも対応できるよう事前にシミュレーションを行い準備してください。コースタイムについても通常の倍以上の時間がかかることを念頭に置き、十分に余裕を持った計画を立てて、早出早着で行動されるようお願いいたします。少しでも不安がある場合には、無理して入山されないようお願いいたします。
冬季期間中の各山小屋の営業状況につきましては、詳細は各山小屋のホームページやSNSなどでご確認ください。なお、引き続き、新型コロナウイルス感染防止対策の徹底にご理解とご協力をお願いいたします。
※冬期営業していない山小屋のテント場の利用は出来ません。また、指定地以外での幕営は禁止されております。テント場を利用する際には必ず事前に確認の上、予約をお願いします。
2022/11/30 登山道情報(11/29現在)
最近の標高2,500m付近の気温は、最低気温-12℃~-5℃、最高気温-6℃~0℃です。
11月は晴天が続いたことで厳しい冷え込みもなく、登山道の積雪量も多くありませんでした。一方で、12月1日より寒波襲来の予報が出ておりますので、最新の天気予報や登山道情報をよくご確認いただき、冬山登山の準備を入念になさった上でお出かけください。
今後は夏山のコンディションと大きく異なり、雪崩や滑落、低体温症などのリスクが高まる時期になりますので、細心の注意を払っていただくようお願いします。特に冬の八ヶ岳では、初心者の事故が多発しております。冬山登山のリスクを事前に調べ、体力や経験、技量に見合ったルートの選択や計画を立ててください。冬山登山の経験が豊富な方であっても、必ず余裕を持った行程で安全な登山をお楽しみいただけたらと思います。また、単独での入山はリスクも多いため、単独での行動は避け、冬山経験者との同行や、ガイド山行、ツアー参加などをおすすめいたします。これから本格的な冬山シーズンとなりますので、安全には充分に気をつけながら冬の八ヶ岳登山をお楽しみください。
冬季期間中の各山小屋の営業状況につきましては、詳細は各山小屋のホームページやSNSなどでご確認ください。なお、引き続き、新型コロナウイルス感染防止対策の徹底にご理解とご協力をお願いいたします。
※冬期営業していない山小屋のテント場の利用は出来ません。また、指定地以外での幕営は禁止されております。テント場を利用する際には必ず事前に確認の上、予約をお願いします。
2022/11/1 登山道情報(10/31現在)
最近の標高2,500m付近の気温は、最低気温-10℃~-2℃、最高気温-2℃~3℃です。
気温が急に下がり始め、真冬並みの寒さとなっています。先週10月24日から25日の朝までには、八ヶ岳の標高2,000m以上で降雪があり、稜線の登山道では5cm、吹きだまりで10cmほど積もりました。その後は気温があまり上昇せず登山道に残っています。積雪のない登山道であっても、岩の表面や木道が凍結し大変滑りやすくなっていますので、十分にお気をつけください。
これからの時期は、たとえ晴れ予報であっても、山の中では突然吹雪に見舞われることもあります。必ず、厚手の手袋や帽子、防寒着、また軽アイゼンやチェーンスパイクなど冬山に必要な装備を携行するようにお願いします。装備の不足は、低体温症や転倒による大怪我につながるため、大変危険です。また、日没時間も早くなっていますので、早出早着の徹底をお願いいたします。
入山前には、冬山登山のさまざまなリスクを想定しながら、登る山の下調べを入念に行い、ご自身の体力や経験、技量に見合った登山計画を立ててください。また、少しでも不安を感じる場合には、無理して入山されないようお願いいたします。
11月以降は冬期休業に入る山小屋もありますが、通年営業の山小屋や、冬期中に一定期間営業している山小屋もありますので、詳細は各山小屋のホームページなどでご確認ください。引き続き、新型コロナウイルス感染防止対策の徹底にご理解とご協力をお願いいたします。
2022/09/27 登山道情報(9/27現在)
最近の標高2,500m付近の気温は最低気温1℃~9℃、最高気温7℃~13℃です。
9月の連休には台風の影響を受け雨風が強まりましたが、登山道に大きな被害はありませんでした。一方で、現在も滑りやすい箇所やぬかるんでいる箇所がありますので、足元には十分ご注意ください。
9月に入り、日没の時間が早くなり朝晩も段々と冷え込むようになりました。今後の天候次第では、氷点下となる日も出てきます。入山される際は、日照時間が短くなることを考慮した登山行程を立てていただくとともに、必ずフリースやダウンジャケットをお持ちになるなどして防寒対策を万全になさってください。また最近、軽装で登山をされる方が少なくありません。装備不足での登山は大変危険です。たとえ日帰りであっても、防寒着、レインウェア、ヘッドライト、地図など必要最低限の服装と装備を携行してお出かけください。入山前に、これから登ろうとする山の下調べを入念に行っていただき、さまざまなリスクを想定しながら、ご自身の体力や経験、技量に見合った登山計画を立てていただくようお願いいたします。
現在、八ヶ岳山域では葉の色が赤色や黄色に染まり秋も深まってきました。南八ヶ岳の稜線ではナナカマドやウラシマツツジなどの葉が赤色に、ダケカンバの葉は黄色に染まり、色彩豊かな秋の八ヶ岳を楽しむことができます。北八ヶ岳では、池の周辺などが紅葉スポットとなり、紅葉と苔を一緒に堪能することができます。安全に気をつけて、紅葉シーズンをお楽しみいただけたらと思います。八ヶ岳山域の山小屋の営業状況につきましては、各山小屋のホームページやSNSなどを通じてご確認ください。
※9/3(土)~11/27(日)の土日祝日限定で、蓼科高原、白樺湖、車山高原などを結ぶ無料シャトルバス「ハイランドフリーシャトル」が運行しております。ぜひご活用ください。
2022/08/26 登山道情報(8/25現在)
最近の標高2,500m付近の気温は、最低気温7℃~12℃、最高気温12℃~17℃です。
8月も下旬となり、徐々に気温も下がり始め日中は肌寒く感じるようになりました。今後は朝晩5℃を下回る日も出てきますので、登山の際は必ずフリースやダウンジャケットをお持ちになるなどして防寒対策を万全になさってください。日中は晴れていても急な雨や局地的な雷雨に見舞われやすい時期が続きます。たとえ日帰りの予定であっても、レインウェアやレインスパッツ、ザックカバーなどの防水対策をしてお出かけください。また、熱中症により体調不良を訴える方が増えております。のどが渇いたと感じる前に水分をこまめに補給していただき、無理のない計画で楽しんでいただければと思います。
現在、登山道には秋の訪れを告げる高山植物が咲き始めています。残り僅かな夏山シーズンとなりましたが、怪我のないよう安全第一でお過ごしください。引き続き、全国的に新型コロナウイルスの感染が急拡大しています。ご自身の体調管理をしっかり行っていただくとともに、入山にあたっては感染防止対策の徹底にご理解とご協力をお願いいたします。
八ヶ岳山域の山小屋の営業状況につきましては、各山小屋のホームページやSNSなどを通じてご確認ください。
2022/07/26 登山道情報(7/26現在)
最近の標高2,500m付近の気温は、最低気温9℃~12℃、最高気温12℃~20℃です。
今年は例年より早く梅雨が明け本格的な夏山シーズンがやってきましたが、7月は雨や曇りの日が多く全体的にスッキリしないお天気が続きました。今後も悪天候の際には、登山道がぬかるみ、足元が大変滑りやすくなりますので十分ご注意ください。晴れていても急な雷雨に見舞われることが多い時期です。天候変化に備えて必ず雨対策をされるとともに、早出早着の行動をお願いします。
暑さが厳しくなるこの季節、脱水症や熱中症のリスクも一気に高まります。小まめに水分、塩分補給を行い、体調管理をしっかり行ってください。また、暑さによる疲労や汗冷えにより身体機能が低下すると、転倒や滑落、怪我につながりやすくなりますので、十分にご注意ください。猛暑日が続いている平地とは異なり、山の上では冬並みの寒さまで気温が下がることもありますので、必ず防寒対策もお願いいたします。
八ヶ岳山域の登山口周辺や樹林帯、稜線では、さまざまな種類の高山植物が続々と咲いています。高山植物の最盛期であるこの時期にしか味わえない夏の八ヶ岳を、思う存分にお楽しみいただけたらと思います。
現在、全国的に新型コロナウイルスの感染が急拡大しています。今一度ご自身の体調管理をしっかり行っていただくとともに、入山にあたっては感染防止対策の徹底にご理解とご協力をお願いいたします。八ヶ岳山域の山小屋の営業状況につきましては、各山小屋のホームページやSNSなどを通じてご確認ください。
2022/07/01 「八ヶ岳Instagramフォトコンテスト」のお知らせ
2022/06/28 登山道情報(6/27現在)
最近の標高2,500m付近の気温は、最低気温0℃~5℃、最高気温5℃~14℃です。
6月上旬は気温の低い日が続いていましたが、その後上昇し、山域全体では大部分の残雪がなくなりました。日中は気温が高い日もありますが、朝晩は冷え込むことがありますので必ず防寒着をお持ちになってお出かけください。梅雨の時期の山の天気は大変変わりやすくなっているため、必ず雨具を携行いただくとともに、急な雷雨に備えて早めの行動をお願いいたします。登山中に天気が急変した場合に備えて、計画を変更できるよう予め下調べも行いましょう。また、日中は日差しが強くなってきたため、日焼け止めやサングラスなどの対策をされ、脱水症状にならないようこまめな水分補給もお願いいたします。
現在、八ヶ岳山域の登山口周辺や樹林帯、稜線では、さまざまな種類の高山植物が続々と咲き始めました。雨によって苔もみずみずしくなり、一層の輝きを放っています。樹林帯では、小鳥のさえずりや虫の鳴き声も響き渡り、山域も賑やかに活気づいてきました。これから始まる本格的な登山シーズン、安全に気をつけて八ヶ岳の登山をお楽しみください。
八ヶ岳山域の山小屋の営業状況につきましては、各山小屋のホームページやSNSなどを通じてご確認ください。なお、引き続き新型コロナウイルス感染防止対策の徹底に、ご理解とご協力をお願いいたします。
2022/05/16 「第68回八ヶ岳開山祭」中止のお知らせ
6月5日(日)に赤岳山頂と北横岳山頂にて開催を予定しておりました一般参加の「第68回八ヶ岳開山祭」は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、中止させていただく事になりました。誠に残念ではございますが、ご理解の程、よろしくお願い申し上げます。
「第68回八ヶ岳開山祭記念バッチ」は、一般の方が参列される神事が行われませんのでバッチの配布はありません。例年と同様に八ヶ岳観光協会加盟の各山小屋で6月5日より販売します。
2022/05/11 登山道情報(5/9現在)
最近の標高2,500m付近の気温は、最低気温-4℃~0℃、最高気温2℃~9℃です。
5月初めに降雪がありましたが、その後は再び気温が上昇し、陽当たりの良い場所では雪解けが進んでいます。一方で、陽の当たりにくい北側斜面や樹林帯などの登山道では、雪が多く残っている箇所や凍結している箇所がありますので、滑落や転倒には十分ご注意ください。
例年の同時期と比べて気温はやや高い傾向ではありますが、日中の寒暖差は大きく、朝晩などは気温が氷点下になります。今後も日々状況は変わりますので、必ずご自身が登られるルートの最新情報や天気予報をよくお調べいただいた上、冬山の服装と装備でお出かけいただきますようお願いいたします。日帰り登山の場合でも、装備不足は大変危険です。引き続き、厳冬期に対応できる装備を必ず携行してください。また、残雪も多く残るこの時期は、コースタイムの倍以上の時間を要することを念頭に置いていただき、予備の時間を考慮に入れるなどして、早出早着の計画で行動されるようお願いいたします。
山でも少しずつ春の気配を感じられる季節となりましたが、同時に天候や気温も大きく変化しやすい時期ですので、今後も怪我や事故には十分気をつけながら八ヶ岳の美しい景色を堪能し素敵な時間をお過ごしいただけたらと思います。
八ヶ岳山域の山小屋の営業状況につきましては、各山小屋のホームページやSNSなどを通じてご確認ください。なお、引き続き新型コロナウイルス感染防止対策の徹底に、ご理解とご協力をお願いいたします。
2022/03/25 登山道情報(3/25現在)
最近の標高2,500m付近の気温は、最低気温-14℃~-3℃、最高気温-6℃~2℃です。
3月は降雨や急激な気温の上昇により、中旬頃までは雪融けが一気に進みました。一方で、連休明けは厳しい冬の寒さが戻り、まとまった雪が断続的に見られているため再び積雪量は増しています。また、今年は例年と比較し雪解けが遅く、登山口から雪が積もっています。この時期は一日の寒暖差も大きいため、登山道の雪のコンディションも大きく変わりやすく、また凍結している雪面の上に新雪が積もった際には雪崩のリスクが一気に高まりますので、引き続き細心の注意を払ってください。
平地とは異なり、冬山では急激な天候変化により猛吹雪や大雪に見舞われる可能性があります。視界不良による道迷いや、低体温症による行動不能のリスクと常に隣り合わせであることを忘れず、引き続き、厳冬期に対応できる服装や装備を万全にしてお出かけください。ご自身がこれから登ろうとする山について詳しく調べ、冬山のリスクを想定した準備を入念になさってください。また、コースタイムの倍以上の時間を要することを念頭に置き、十分に余裕を持った計画を立て早出早着で行動されるようお願いいたします。冬山シーズンは残り僅かとなりましたが、今後も怪我や事故には十分気をつけながら、この時期にしか味わえない八ヶ岳の美しい冬景色を堪能し素敵な時間をお過ごしください。
冬季期間中の各山小屋の営業状況につきましては、各山小屋のホームページやSNSなどを通じて直接ご確認ください。なお、新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、引き続き感染防止対策の徹底にご理解とご協力をお願いいたします。
※冬期営業していない山小屋のテント場の利用は出来ません。テント場を利用する際には必ず事前に確認の上、予約をお願いします。
2022/04/21 登山道情報(4/19現在)
最近の標高2,500m付近の気温は、最低気温-7℃~0℃、最高気温-2℃~4℃です。
4月に入って暖かい日が続いたことや降雨により雪融けが進みましたが、登山道の雪はまだまだ多く残っています。陽の当たる場所と樹林帯では積雪量も大きく異なり、場所によっては氷雪路となっている箇所もあります。稜線では、風で雪が飛ばされ岩が露出し、雪と氷のミックス状態となっておりますので、十分ご注意ください。登山道状況は、今後の天候によって日々変わっていきます。必ずこまめに最新情報をご確認ください。
麓では春の訪れを感じられる季節になりましたが、山はまだまだ冬山です。日中の寒暖差も大きく、これからの時期は、日中に解けた雪が朝晩に再凍結します。また、天気が良い日であっても、山の中では天候が急変しやすく猛吹雪となることもあります。視界不良による道迷いや、低体温症による行動不能のリスクと常に隣り合わせです。引き続き、厳冬期に対応できる服装や装備を万全にしてお出かけください。また、自分の体力や技量を過信することなく、日頃からトレーニングを行うとともに、予定している登山ルートや想定されるリスク、対応策などを考え、無理のない登山計画を立てていただきますようお願いいたします。残り僅かとなった雪山シーズン。皆さま一人ひとりが安全な登山を心掛けていただき、この時期にしか味わえない楽しいひと時をお過ごしください。
八ヶ岳山域の山小屋の営業状況につきましては、各山小屋のホームページやSNSなどを通じてご確認ください。なお、引き続き新型コロナウイルス感染防止対策の徹底に、ご理解とご協力をお願いいたします。
2022/03/25 登山道情報(3/25現在)
最近の標高2,500m付近の気温は、最低気温-14℃~-3℃、最高気温-6℃~2℃です。
3月は降雨や急激な気温の上昇により、中旬頃までは雪融けが一気に進みました。一方で、連休明けは厳しい冬の寒さが戻り、まとまった雪が断続的に見られているため再び積雪量は増しています。また、今年は例年と比較し雪解けが遅く、登山口から雪が積もっています。この時期は一日の寒暖差も大きいため、登山道の雪のコンディションも大きく変わりやすく、また凍結している雪面の上に新雪が積もった際には雪崩のリスクが一気に高まりますので、引き続き細心の注意を払ってください。
平地とは異なり、冬山では急激な天候変化により猛吹雪や大雪に見舞われる可能性があります。視界不良による道迷いや、低体温症による行動不能のリスクと常に隣り合わせであることを忘れず、引き続き、厳冬期に対応できる服装や装備を万全にしてお出かけください。ご自身がこれから登ろうとする山について詳しく調べ、冬山のリスクを想定した準備を入念になさってください。また、コースタイムの倍以上の時間を要することを念頭に置き、十分に余裕を持った計画を立て早出早着で行動されるようお願いいたします。冬山シーズンは残り僅かとなりましたが、今後も怪我や事故には十分気をつけながら、この時期にしか味わえない八ヶ岳の美しい冬景色を堪能し素敵な時間をお過ごしください。
冬季期間中の各山小屋の営業状況につきましては、各山小屋のホームページやSNSなどを通じて直接ご確認ください。なお、新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、引き続き感染防止対策の徹底にご理解とご協力をお願いいたします。
※冬期営業していない山小屋のテント場の利用は出来ません。テント場を利用する際には必ず事前に確認の上、予約をお願いします。
2022/02/22 登山道情報(2/21現在)
最近の標高2,500m付近の気温は、最低気温-24℃~-15℃、最高気温-17℃~-8℃です。
2月に入って以降も厳しい冷え込みが続いており、これまでにまとまった雪が何度も降っています。例年と比べ低温の日が続いていることもあり、登山道に降り積もった雪もあまり解けずに残っています。雪の降った後や風が強い場合には、登山道のトレースが無くなっている可能性が高く、また複数のトレースができてしまっていることもあるため、必ずご自身で正しいルートをご確認いただき道迷いには十分お気をつけください。この時期は、登山道状況が日々大きく変わっていきます。必ず各自最新の情報をご確認ください。
今年の冬は厳しい寒さが続いていることから、特に高山帯(標高2,500m以上)を歩かれた方に凍傷の事例が多発しています。厳冬期用の服装や装備を入念に準備されることはもちろんですが、万が一凍傷の可能性がある場合には、早急に八ヶ岳周辺の医療機関もしくは、最寄りの山小屋のスタッフがいれば迷わずお伝えください。
※必要な服装・装備:冬用アウター、冬用登山靴、防寒着、アイゼン、スパッツ、ワカン(かんじき)やスノーシュー、ヘッドランプ、地図、等。これらに加え、稜線を歩く際には、バラクラバ(目出帽)、ゴーグル、ダブル(2重)のグローブは必携です。
冬山登山では、道迷いや低体温症、雪崩や滑落などさまざまな危険性が一気に高まります。まずは自分の体力や技量をしっかりと把握し、予定している登山ルートやその周辺にはどのようなリスクがあるのか、過去にはどのような遭難が起きているのか等を入念に調べたうえで、慎重に登山計画を立ててください。また、積雪が多いためコースタイムの倍以上の時間を要することを念頭に置き、十分に余裕を持った計画を立て早出早着で行動されるようお願いいたします。少しでも不安がある場合には、無理して入山されないようお願いいたします。引き続き安全には十分気をつけて、この時期にしか味わえない真っ白な白銀の八ヶ岳をお楽しみください。
八ヶ岳山域では通年営業を行っている山小屋や、冬期中に一定期間営業している山小屋がありますので、詳細は各山小屋のホームページやSNSなどをご確認ください。なお、新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、感染防止対策の徹底にご理解とご協力をお願いいたします。
※冬期営業していない山小屋のテント場の利用は出来ません。テント場を利用する際には必ず事前に確認の上、予約をお願いします。
2022/01/26 登山道情報(1/25現在)
最近の標高2,500m付近の気温は、最低気温-24℃~-5℃、最高気温-18℃~3℃です。
雪の降る日や冷え込みの厳しい日が続き八ヶ岳全体では、ここ数年で一番の積雪量となっています。積雪は標高2,200m付近で130センチほど、2,400m付近では150センチほど積もっており、標高が高くなるにつれ積雪は増しています。また、吹き溜まりではさらに深い箇所もみられます。登山道ではトレースが不明瞭となっている箇所や、複数のトレースができてしまっている箇所もありますので、必ず正しいルートを確認しながら歩くようご注意ください。今後の天候によって登山道状況は日々変化していきますので、必ず入山数日前から最新情報をご確認ください。今後も厳しい冷え込みが続くことが予想されます。必ず、冬山の服装(冬用アウター、冬用登山靴、防寒着、アイゼン、スパッツ、カンジキ、スノーシュー、ヘッドランプ、地図等)を携行され、また稜線を歩く際には、ピッケル、サングラスやゴーグル、バラクラバ(目出帽)等を準備のうえ、お出かけください。また、積雪が多いために想定以上に時間を要します。日も短くなっていますので、十分に余裕を持った計画を立てて、早出早着で行動されるようお願いいたします。特に単独での入山はリスクも多いため、単独での行動は避け、冬山経験者との同行やガイド山行、ツアー参加などをおすすめいたします。引き続き安全には十分に気をつけて、冬の美しい八ヶ岳登山をお楽しみください。八ヶ岳山域では通年営業を行っている山小屋や、冬期中に一定期間営業している山小屋がありますので、詳細は各山小屋のホームページやSNSなどをご確認ください。なお、新型コロナウイルス感染症(オミクロン株)の流行に伴い、感染防止対策の徹底にご理解とご協力をお願いいたします。
※冬期営業していない山小屋のテント場の利用は出来ません。テント場を利用する際には必ず事前に確認しましょう。
2021/12/20 登山道情報(12/20現在)
最近の標高2,500m付近の気温は、最低気温-17℃~-5℃、最高気温-10℃~1℃です。
ここ1~2週間の間にまとまった雪が何度か降り、八ヶ岳は真っ白な銀世界となりました。積雪は、標高2,400m程で40センチほど積もっており、標高が高くなるにつれて積雪は増しています。登山道には深い吹き溜まりができている箇所や凍結している箇所、積雪によってルートが不明瞭となっている箇所がありますため、充分にご注意ください。また、今後の天候によって登山道状況は日々変化していきます。必ず入山前に最新情報をご確認いただきますようお願いします。
これから年末にかけてさらに厳しい冷え込みが予想されます。必ず、冬山の服装(冬用のアウターと登山靴、スパッツ、サングラスやゴーグル、バラクラバ(目出帽)、厚手グローブ、等)と装備(ヘルメット、ピッケル、12本爪アイゼン、等)でお出かけください。日帰りで登山される場合でも、冬山の装備を万全にされてください。冬の八ヶ岳では、初心者から上級者まで幅広く雪山登山を楽しむことができる一方で、特に冬期中は初心者の事故が多発しております。冬山登山のリスクを事前に調べ、体力や経験、技量に見合ったルートの選択や計画を立ていただくようお願いします。また冬山登山の経験が豊富な方であっても、必ず余裕を持った計画を立てていただき、安全な登山をお楽しみください。これから本格的な厳冬期を迎える八ヶ岳。安全には充分に気をつけて、この時期にしか味わえない青と白の素晴らしい情景を堪能されてください。
八ヶ岳山域では通年営業を行っている山小屋や、冬期中に一定期間営業している山小屋がありますので、詳細は各山小屋のホームページやSNSなどをご確認ください。引き続き、新型コロナウイルス感染防止対策の徹底に、ご理解とご協力をお願いします。
※冬期営業していない山小屋のテント場の利用は出来ません。テント場を利用する際には必ず事前に確認しましょう。
2021/11/23 登山道情報(11/22現在)
最近の標高2,500m付近の気温は、最低気温-11℃~-5℃、最高気温は-6℃~1℃です。
雪まとう八ヶ岳連峰の美しい景色を楽しめる季節となりました。11月前半は日中の気温が上昇し雨の降る日もありましたが、中旬頃からは気温が下がり始め、本格的な冬山シーズンもすぐそこです。今後は更に冷え込みが増し、日中であっても氷点下を下回る気温となる時期になります。強風に見舞われる日も多くなり、体感温度はさらに低くなりますので、厚手の手袋や帽子、防寒着などを着用し、防寒対策を万全に行ってください。また、稜線や日の当たりにくい登山道には、積雪や凍結箇所がありますので、アイゼン、ヘルメット、ピッケルなど冬山登山の装備をしっかりと行ってください。装備不足は、低体温症や転倒、滑落などの大事故につながるため大変危険です。
これからの季節は、八ヶ岳の素晴らしい雪景色を堪能できる一方で、夏山登山とはコンディションが大きく異なり、雪崩や滑落、低体温症などのリスクが一層高まります。冬山登山のリスクを事前に学び、ご自身が登る山の下調べやシミュレーションをしっかり行い、体力や経験、技量に見合った計画を立て、安全な登山をお楽しみください。少しでも不安がある場合には、無理して入山されないようお願いいたします。
なお、八ヶ岳山域では通年営業を行っている山小屋や、冬期中に一定期間営業している山小屋がありますので、詳細は各山小屋のホームページをご確認ください。引き続き、新型コロナウイルス感染防止対策の徹底に、ご理解とご協力をお願いします。
2021/10/26 登山道情報(10/26現在)
最近の標高2,500m付近の気温は、最低気温-8℃~-3℃、最高気温は1℃~4℃です。
先週半ばには寒気が流れ込み、20日には初雪がありました。その後も厳しい冷え込みが続き、再び降雪が見られるなど山は一気に冬の季節へ突入しました。登山道では積雪している所や石や岩の表面、木道などが凍結している所が見られます。大変滑りやすくなっていますので、十分ご注意ください。今後の天候や気温の変化によって、登山道状況は日々変わっていきます。晴れの日であっても、天気が崩れやすい山では突然吹雪に見舞われる場合もあります。日帰りであっても厚手の手袋や帽子、防寒着、ヘルメット、また軽アイゼンやチェーンスパイクなど、冬山の装備を必ず携行するようにお願いします。装備不足は、低体温症や転倒、滑落などの大事故につながるため大変危険です。冬山登山では、夏山以上にさまざまなリスクがあります。必ず登る山の下調べを事前にしっかりと行い、ご自身の体力、経験、技量に見合った登山計画を立ててください。少しでも不安を感じる場合には、無理して入山されないようお願いいたします。また、日没時間が早くなっていますので、早出早着の徹底をお願いいたします。
なお、11月以降は冬期休業に入る山小屋もありますが、通年営業の山小屋や、冬期中に一定期間営業している山小屋もありますので、詳細は各山小屋のホームページやSNSなどでご確認ください。引き続き、新型コロナウイルス感染防止対策の徹底に、ご理解とご協力をお願いします。
2021/09/30 登山道情報(9/29現在)
最近の標高2,500m付近の気温は、最低気温2℃~6℃、最高気温は7℃~13℃です。
9月も終わりを迎えようとしています。南八ヶ岳の稜線や、北八ヶ岳に点在する池の周辺では、ダケカンバやナナカマドなどが綺麗に色付き紅葉が見頃を迎え、色彩豊かな景色を楽しめる季節になりました。(紅葉の最新情報は最寄りの山小屋のホームページやSNSなどをご確認ください)
9月7日には気温が一気に下がり初霜を記録しました。その後、厳しい冷え込みはありませんでしたが、現在、朝晩はだいぶ気温が下がり日中であっても10℃前後までしか気温が上がらない日もありますので、必ず防寒着の装備をお持ちになってください。なお、八ヶ岳周辺では先日19日の地震による被害は特にありません。今後は、引き続き台風の発生や急な天候変化に注意いただくとともに、日没も早まってきておりますので、早出早着での山行計画を立て、安全に登山をお楽しみいただけたらと思います。また、例年10月は降雪が見られる時期でもありますので、事前に天気予報をご確認いただきご準備いただくようお願いいたします。
なお、引き続き、新型コロナウイルス感染防止対策の徹底に、ご理解とご協力をお願いいたします。
2021/08/27 登山道情報(8/26現在)
最近の標高2,500m付近の気温は、最低気温9℃~13℃、最高気温は14℃~18℃です。
8月中旬頃まで続いた大雨により道が水没したり、橋が流される等、一部の登山道に影響がありました。(現時点での登山道状況については、各山小屋のホームページやSNS等をご確認ください)8月も終わりに差し掛かり、八ヶ岳ではすっかり秋の気配が漂い始めています。稜線や樹林帯にはミヤマアキノキリンソウ、トウヤクリンドウ、ヤマハハコなど様々な種類の花やキノコも顔を出し始めており、私たちに秋の訪れを告げています。暖かい日もありますが、寒暖差があり、毎年この時期は朝晩5℃以下になることもありますので、必ず防寒具(薄いダウンやフリース)をお持ちください。急な天候悪化による低体温症を避けるため、必ず雨具を携行されるほか、ザックカバーやゲイターもご準備ください。また、今後は日も短くなりますので、日帰りであってもヘッドランプをご用意ください。なお、午後になると雷雨に見舞われる可能性が高いので、早出早着での山行計画を立てていただくようお願いします。今後も秋雨前線の停滞や台風の到来により、悪天候に見舞われることがありますので、引き続きご注意ください。
夏山シーズンは残り僅かとなりましたが、これからも体調管理に十分ご留意いただきながら、八ヶ岳登山をお楽しみいただけたらと思います。引き続き新型コロナウイルス感染防止対策の徹底に、ご理解とご協力をお願いいたします。
2021/07/27 登山道情報(7/26現在)
最近の標高2,500m付近の気温は、最低気温9℃~13℃、最高気温は14℃~18℃です。
梅雨が明け本格的な夏山シーズンを迎えて、八ヶ岳山域も活気づいてきました。気温が上昇し、清々しい夏空が広がる日が続いていますが、午後になると雷が鳴りだし一時的に豪雨に見舞われるなど、この時期は天気が変わりやすくなっています。天気予報をよくご確認いただき、早出早着を心掛けた登山計画を立てていただくとともに、雨に備えた服装、装備を必ず携行されてください。雨天時は、岩や木が大変滑りやすくなっていますので、足元には十分お気をつけください。また、ザックの中のものが濡れてしまう恐れがあるため、ザックカバーも必ずお持ちになってください。朝や夕方以降は冷え込む日もありますので、フリースや薄手のダウンなどの防寒着をお忘れないようにお願いいたします。熱中症にも十分ご注意ください。
現在、樹林帯や稜線ではコマクサやヤマハハコ、ダイモンジソウ、ミヤママンネングサ、バイケイソウなどが咲き、山に彩りを運んでくれています。高山植物の最盛期であるこの時期にしか味わえない夏の八ヶ岳をお楽しみいただけたらと思います。
八ヶ岳山域の山小屋の営業状況につきましては、各山小屋のホームページやSNSなどを通じてご確認ください。なお、引き続き新型コロナウイルス感染防止対策の徹底に、ご理解とご協力をお願いいたします。
2021/06/30 「八ヶ岳Instagramフォトコンテスト」のお知らせ
2021/06/15 登山道情報(6/15現在)
最近の標高2,500m付近の気温は、最低気温3℃~8℃、最高気温は7℃~14℃です。
6月に入り草木も芽吹き始め、高山植物を楽しめる季節になりました。開花時期はほぼ例年並みで、ここ1週間で登山口周辺や樹林帯、稜線では、ミネズオウやイワカガミ、ミネザクラ、ツクモグサなどさまざまな種類の花が咲き始めており、山域も鮮やかに活気づいてきました。これからの梅雨の時期は、雨に濡れてより一層生き生きと輝く苔を鑑賞したり、静寂な森に響き渡る鳥のさえずりを聴いたりしながら、この時期にしか味わえない情緒溢れる八ヶ岳をお楽しみいただけたらと思います。
雨天の日は、ぬかるみも多くなり、岩も大変滑りやすくなりますので、足元には十分にお気をつけください。また、ここ最近だいぶ暖かくなってきましたが、未だ寒暖差があるので、必ず気温の変化に合わせた服装をご用意ください。雨対策をされることはもちろん、日帰りであっても必ず地図やヘッドランプなどの基本的な装備を携行ください。また、6月に入り一段と日が長くなっていますが、必ず「早出早着」を心掛け、余裕を持った計画を立てていただくようお願いします。
八ヶ岳山域の山小屋の営業状況につきましては、各山小屋のホームページやSNSなどを通じてご確認ください。なお、引き続き新型コロナウイルス感染防止対策の徹底に、ご理解とご協力をお願いいたします。
2021/05/06 登山道情報(5/06現在)
最近の標高2,500m付近の気温は、最低気温-8℃~3℃、最高は-4℃~6℃です。
暖かい気温が続き例年より雪融けは早く進んでいますが、5月連休中は真冬並みの寒さに逆戻りし降雪が見られました。5月とはいえ、山にはまだ冬の寒さが残っています。現在、日の当たりにくい樹林帯や北側斜面では、雪融けが進みにくいこともあり残雪や凍結箇所があります。また稜線では、岩が露出している箇所や凍結している箇所が点在しています。
今後も天候の変化によって降雪する可能性が十分にありますので、転倒や滑落、道迷い、低体温症、疲労による行動不能に十分ご注意ください。不十分な装備での入山は遭難事故につながるため大変危険です。ご自身が登られる山の最新情報や天気予報を入念にご確認いただき、ヘルメットやアイゼン、ピッケルなどの装備や服装は、必ず寒い方へ対応できるものをご準備いただきますようお願いいたします。引き続き怪我や事故には十分気をつけながら、残雪期の八ヶ岳が織りなす美しい冬景色をお楽しみください。
八ヶ岳山域の山小屋の営業状況につきましては、各山小屋のホームページやSNSなどを通じてご確認ください。なお、引き続き新型コロナウイルス感染防止対策の徹底に、ご理解とご協力をお願いいたします。
2021/05/01 「第67回八ヶ岳開山祭」中止のお知らせ
6月6日(日)に赤岳山頂と北横岳山頂にて開催を予定しておりました一般参加の「第67回八ヶ岳開山祭」は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、中止させていただく事になりました。皆さまが楽しみにご予定されておられたと思います。誠に残念ではございますが、ご理解の程、よろしくお願い申し上げます。
「第67回八ヶ岳開山祭記念バッチ」は、一般の方が参列される神事が行われませんのでバッチの配布はありません。例年と同様に八ヶ岳の各山小屋で販売します。(6月中旬以降を予定)
山頂での開山祭が行われなくても、八ヶ岳は四季を通じて入山し登山を楽しむことができます。(登山道状況、山小屋の営業状況、天候などをご考慮ください )
2021/04/02 北八ヶ岳ロープウェイ春の運休のお知らせ
北八ヶ岳ロープウエイは2021年4月5日(月)~4月25日(日)の間、整備・点検のため運休となります。4月10日、11日、17日、18日は営業致します。大変ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いします。
2021/03/31 登山道情報(3/30現在)
最近の標高2,500m付近の気温は、最低気温-12℃~1℃、最高気温-8℃~2℃です。
3月に入り気温が上昇し、また降雨の影響も相まって雪融けが進みました。一方で、日によって寒暖差は厳しく、登山道にはまだ積雪や吹きだまりが多く見られています。雪融けが進んだ後の冷え込みにより、道が凍結している箇所もあります。稜線でも岩が露出している箇所や、凍結している箇所が点在していますので、滑落や転倒には十分ご注意ください。また今後、凍結している雪面の上に新雪が積もった際には、雪崩のリスクが一気に高まりますので、引き続き細心の注意が必要です。
これからの時期、平地とは違って山の上では、急激な天候変化により猛吹雪や大雪に見舞われる可能性が十分にあり得ます。視界不良による道迷いや、低体温症による行動不能のリスクと常に隣り合わせであることを忘れず、引き続き、厳冬期に対応できる服装や装備を万全にしてお出かけください。ご自身がこれから登ろうとする山について詳しく調べ、冬山のリスクを想定した準備を入念にされますようお願いいたします。
冬山シーズンは残り僅かとなりましたが、今後も怪我や事故には十分気をつけながら、この時期にしか味わえない八ヶ岳の美しい冬景色を堪能し素敵な時間をお過ごしください。冬季期間中の各山小屋営業状況につきましては、各山小屋に直接お問い合わせください。引き続き、新型コロナウイルス感染防止対策の徹底にご理解とご協力をお願いいたします。
※冬期営業していない山小屋のテント場の利用は出来ません。テント場を利用する際には必ず事前に確認しましょう。
2021/03/10 八ヶ岳観光協会施設 稼働、営業状況のお知らせ
春の訪れを感じさせるころですが山の中はまだまだ、たくさんの雪があり、十分に雪山登山を楽しむことができます。
八ヶ岳観光協会の各施設の3月から初夏までの稼働、営業状況です。
2021/02/25 登山道情報(2/25現在)
最近の標高2,500m付近の気温は、最低気温-22℃~-8℃、最高気温-16℃~-3℃です。
2月は一時的に気温が上昇し、積雪量の減少が見られた時もありましたが、ここ数日で再び厳しい寒さが戻っています。登山道の積雪は30~40cm程の箇所もあれば、標高が上がるにつれ100cm以上の積雪が見られる箇所や200cm以上の吹き溜まりができている箇所もあり、今後の天候によって日々状況も変わっていきます。また、降雪や強風によりトレースが消えていることもありますので、道迷いをされないよう十分ご注意ください。自分がこれから登ろうとする山について入念に調べ、より安全な登山ルートを選んだり、万が一を想定したエスケープルートの確認を行ったり、余裕を持った登山の計画を立てたりするなど事前準備を怠ることなく、慎重に行動いただくようお願いいたします。
また、服装や装備は引き続き厳冬期に適したものをご準備ください。日帰り登山であっても、厳冬期の防寒装備はもちろん、ヘッドランプや地図などの基本装備も必ず携行ください。昼間は、気温が上がらない場合も多く、さらに風が強まると体感温度が大きく下がります。防風、防寒対策を万全に、安全な登山をお楽しみください。
冬季期間中の各山小屋営業状況につきましては、各山小屋に直接お問い合わせください。引き続き、新型コロナウイルス感染防止対策の徹底にご理解とご協力をお願いいたします。
※冬期営業していない山小屋のテント場の利用は出来ません。テント場を利用する際には必ず事前に確認しましょう。
2021/01/28 登山道情報(1/27現在)
最近の標高2,500m付近の気温は、最低気温-18℃~-10℃、最高気温-14℃~-4℃です。平年よりやや暖かい日が続いていましたが、先週末にまとまって降った雪により登山道の積雪が一気に増加しています。場所によっては150cm以上の吹き溜まりができている箇所や、湿った雪質のため非常に滑りやすくなっている箇所があります。また、例年と比べ登山者が少ないため、登山道にトレースが十分ついていない場合もありますので、十分にご注意ください。登山道の状況は今後の天候によって大きく変わるため、必ず入山前に各自で最新情報を確認いただくようお願いいたします。
八ヶ岳は本格的な厳冬期を迎えています。稜線では10本爪以上のアイゼンやヘルメット、ピッケルの装備が必須です。また、冬用のアウターや登山靴、ゴーグル、バラクラバ(目出帽)、アウターグローブとインナーグローブ(インナーは替えも必要)など、厳冬期の登山装備が必要となります。森林限界を超えない登山道であっても基本的に装備や服装は稜線のものに準じます。日帰りで登山される場合でも冬山に必要な最低限の装備を必ず携行してください。また、登山口へ車でお越しになる場合は4WD車+スタッドレスタイヤでお越しください。(タイヤチェーンもお持ちください)
この時期は低体温症、雪崩や滑落などのリスクが一気に高まります。入山される方は冬山登山のリスクを把握し、予防と対処を学ぶなど安全な登山ができるよう事前準備をしっかりと行ってください。冬季期間中の各山小屋営業状況につきましては、各山小屋に直接お問い合わせください。引き続き、新型コロナウイルス感染防止対策の徹底にご理解とご協力をお願いいたします。
※冬期営業していない山小屋のテント場の利用は出来ません。テント場を利用する際には必ず事前に確認しましょう。
本州のほぼ中央、長野県と山梨県にまたがる八ヶ岳は個性的な山々が連なる山塊。標高3000m級の鋭い岩峰が続く南八ヶ岳と、原生林や池沼が神秘的な雰囲気を漂わせる北八ヶ岳という、2つの異なる顔を持つ人気のアルペンスポットです。首都圏や中京地区からのアクセスが良く、1泊2日という短い日程でも登山の醍醐味が味わえます。
南八ヶ岳・・・
主峰・赤岳を中心に力強い岩峰が連なる南八ヶ岳。難所にはクサリや梯子、足場が設置されていて、入門者から登れる編笠山、天狗岳、硫黄岳からアルピニストなら一度は制覇したい赤岳、横岳、阿弥陀岳、権現岳の本格登山まで多彩なルートが張り巡らされ、レベルに合わせて楽しめます。稜線にはお花畑が広がりコマクサなどの希少な高山植物が可憐な姿を見せてくれるのも魅力です。
北八ヶ岳・・・
夏沢峠から大河原峠までの北八ヶ岳は、原生林が生い茂り大小いくつもの神秘的な池が点在する癒しの森。白駒池周辺の森の中では500種以上もの苔が青々と林床を覆い幻想的な風景を作り出しています。すべてが銀世界へと化す冬はスノーシューでの雪原散策がおすすめ。霧氷やダイヤモンドダストの美しさにも出会えます。