登山道情報(1/30現在)再び冬の寒さが戻り、ここ1週間で新雪が積もりました。

最近の標高2,500m付近の気温は、最低気温-20℃~-11℃、最高気温-13℃~-7℃です。
しばらく暖かい日が続いていましたが、再び冬の寒さが戻り、ここ1週間で新雪が積もりました。例年に比べると積雪量は多くありませんが、最近の積雪は標高2,400m付近で60センチほど、吹き溜まりでは1メートル以上となっています。(登山道の積雪状況は日々変わりますので、入山前に各自で最新情報をご確認いただくようお願いいたします。)2月以降も引き続き厳しい冷え込みが予想されていますので、入山される方は防寒対策を万全にしてお出かけください。

冬山は夏山のコンディションと大きく異なります。悪天候に見舞われた場合、滑落、凍傷、ルートミス、低体温症、雪崩など、様々なリスクに遭遇する可能性が高くなり、命取りになることがあります。単独での入山は一層リスクも高くなるため、単独行動は避け、冬山経験者との同行や、ガイド山行、ツアー参加などをおすすめいたします。少しでも不安がある場合には、無理して入山されないようお願いいたします。また、こまめに天気予報を確認し、天気が悪い場合には登山を中止または延期していただくことが大切です。万が一遭難した場合、悪天候下では救助活動も困難となり時間を要します。もしもの場合に備え、最低でも一晩はビバークできるよう、防寒着、ツエルト、非常食等の装備を必ず携行することが必要です。引き続き安全に気をつけて、冬の八ヶ岳登山をお楽しみください。
冬季期間中の各山小屋の営業状況につきましては、詳細は各山小屋のホームページやSNSなどでご確認ください。なお、引き続き、新型コロナウイルス感染防止対策の徹底にご理解とご協力をお願いいたします。
※冬期営業していない山小屋のテント場の利用は出来ません。また、指定地以外での幕営は禁止されております。テント場を利用する際には必ず事前に確認の上、予約をお願いします。