登山道情報(12/27現在)12月中旬以降は厳しい寒さとなり山は厳冬期に突入しました。

最近の標高2,500m付近の気温は、最低気温-20℃~-11℃、最高気温-15℃~4℃です。

12月中旬以降は厳しい寒さとなり山は厳冬期に突入しました。ここ最近まとまった降雪が何度もみられ、登山道の積雪量も一気に増加しています。積雪は標高2,400m付近で50センチほど、吹き溜まりでは1メートル以上積もっており、標高が高くなるにつれ積雪は増しています。登山道では強風によりトレースが不明瞭となっている箇所も多いため、必ず正しいルートを確かめながら歩くようご注意ください。なお、登山道の状況は毎日変わりますので、入山前に各自で最新情報をご確認いただくようお願いいたします。

この先も厳しい冷え込みが予想され、風が吹くと体感温度はさらに下がります。必ず厳冬期の服装と装備(冬用アウター、冬用登山靴、防寒着、アイゼン、スパッツ、カンジキ、スノーシュー、ヘッドランプ、地図、等)を携行され、また稜線を歩く際には、ピッケル、サングラスやゴーグル、バラクラバ(目出帽)、等の準備を万全にしてお出かけください。また、冬山登山では常にリスクと隣り合わせということを忘れずに、さまざまなアクシデントにも対応できるよう事前にシミュレーションを行い準備してください。コースタイムについても通常の倍以上の時間がかかることを念頭に置き、十分に余裕を持った計画を立てて、早出早着で行動されるようお願いいたします。少しでも不安がある場合には、無理して入山されないようお願いいたします。

冬季期間中の各山小屋の営業状況につきましては、詳細は各山小屋のホームページやSNSなどでご確認ください。なお、引き続き、新型コロナウイルス感染防止対策の徹底にご理解とご協力をお願いいたします。

※冬期営業していない山小屋のテント場の利用は出来ません。また、指定地以外での幕営は禁止されております。テント場を利用する際には必ず事前に確認の上、予約をお願いします。