最近の標高2,500m付近の気温は、最低気温-10℃~-2℃、最高気温-2℃~3℃です。
気温が急に下がり始め、真冬並みの寒さとなっています。先週10月24日から25日の朝までには、八ヶ岳の標高2,000m以上で降雪があり、稜線の登山道では5cm、吹きだまりで10cmほど積もりました。その後は気温があまり上昇せず登山道に残っています。積雪のない登山道であっても、岩の表面や木道が凍結し大変滑りやすくなっていますので、十分にお気をつけください。
これからの時期は、たとえ晴れ予報であっても、山の中では突然吹雪に見舞われることもあります。必ず、厚手の手袋や帽子、防寒着、また軽アイゼンやチェーンスパイクなど冬山に必要な装備を携行するようにお願いします。装備の不足は、低体温症や転倒による大怪我につながるため、大変危険です。また、日没時間も早くなっていますので、早出早着の徹底をお願いいたします。
入山前には、冬山登山のさまざまなリスクを想定しながら、登る山の下調べを入念に行い、ご自身の体力や経験、技量に見合った登山計画を立ててください。また、少しでも不安を感じる場合には、無理して入山されないようお願いいたします。
11月以降は冬期休業に入る山小屋もありますが、通年営業の山小屋や、冬期中に一定期間営業している山小屋もありますので、詳細は各山小屋のホームページなどでご確認ください。引き続き、新型コロナウイルス感染防止対策の徹底にご理解とご協力をお願いいたします。