
Photo:すり鉢池付近
MILLET Autumn&Winter Style 01
通気性の高い表地とスルーウォーム®を
掛け合わせたアクティブインシュレーション
【ウィメンズ】ボッソン ハイブリッド ジャケット
着用カラー:CRABAPPLE | N0106
小学2年生の時、登山家である父・野口健氏と一緒に登った天狗岳(八ヶ岳)が野口絵子さんにとって初めての登山でした。
「八ヶ岳は私の人生における始まりの場所であると同時に土台と言えると思います」と語る絵子さんに、八ヶ岳の魅力や山への想いなどを伺いました。

Photo:すり鉢池付近
険しい山々が連なる南八ヶ岳と、原生林が広がる穏やかな地形の北八ヶ岳、それぞれの素晴らしさを楽しめるのが八ヶ岳連峰の魅力だと思います。その中でも私は特に北八ヶ岳の白駒池周辺に広がる苔と原生林の瑞々しさと、神秘的な雰囲気が大好きです。私はカメラで苔をよく撮影しますが、苔はどの角度で撮っても面白く、ひとつとして同じ子がいないんです。じっと見つめていると、小さな世界に小さい森が広がっている感じがします。海外でも苔を見る機会はありますが、まるで緑の絨毯のように何百種類もの苔が生息している美しい光景が見られるのは、八ヶ岳ならではの魅力だと感じます。



Photo:黒百合ヒュッテ
八ヶ岳は、例えば白駒池周辺だと駐車場から登山口がすごく近いので、少し歩くだけですぐ苔のある原生林に入れます。このように人がいる場所と自然との境界線の距離が長くないところも多く、心理的に安心感かあるんです。人は不安やストレスを感じると何も起きなくても考え過ぎてパニックになり、それがケガにつながる場合もあるので、リラックスした状態で登れるのはとても大事なことです。さらに八ヶ岳は山小屋が多いので、いくつかの山を縦走する時でも、人との距離が近く、人間味が感じられる環境があることは大きな安心感につながります。それに各小屋ならではの美味しい食事や素敵な雰囲気があるので、それぞれの小屋の個性に出会うのも楽しみなんです。これも八ヶ岳の大きな魅力だと思っています。
ITEMS WORN
-wear-

Photo:すり鉢池付近
山は油断できない場所です。ですから事前に装備の準備や下調べをして、しっかり計画を立てることが大事です。山の標高や経験などに関係なく、登山をするなら絶対に「山に入る前から山登りは始まっている」ということを忘れないでください、その上で心から山を楽しんでほしいです。八ヶ岳で私がオススメするのは初心者の方なら「高見石」です。展望台からは大パノラマが望め、眼下に見える白駒池は森に囲まれてちょっと秘密のスポットみたいな感じなんです。経験者の方には「赤岳」をオススメします。赤岳は森林から岩場へと多様な表情を持つ山で、本格的な登山が楽しめますし、山頂から名だたる山々が一望できるのも魅力です。八ヶ岳は登山道の整備や管理を山小屋関係者の方々などがしっかりやってくださっているので、とても歩きやすいです。これも八ヶ岳が持つ安心感だと思います。



Photo:キリマンジャロ
海外の山で特に思い出に残っているのは「キリマンジャロ」です。キリマンジャロは私が小学5年生の時に、初めて自分から登りたいと思った山でした。父から「それにはトレーニングが必要だから、がんばろうね」と言われ、それから3〜4年くらい雨だろうが雪だろうが山に連れて行かれ、八ヶ岳をはじめいろんな山に登りました。身体だけでなく、精神的な部分も父がトレーニングさせてくれたんです。そのおかげで実際にキリマンジャロで天気が急変し、まつ毛まで凍る寒さに見舞われた時も「大丈夫、行ける」っていう強い気持ちが私の中にありました。自分が努力してきた結果が形となり、初めて大きな夢を叶えたこの経験を通して、私の登山の目標は、登ることではなく、「生きて無事に戻ってくること」になりました。キリマンジャロへの挑戦は私の山に対する感じ方のターニングポイントだったと言えます。


提供:(有) 野口健事務所

Photo:渋ノ湯登山口から黒百合ヒュッテへ
MILLET Autumn&Winter Style 04
暖かくて蒸れにくく、防風性や撥水性にも
優れたインシュレーションジャケット
【ウィメンズ】ブリーズバリヤー トイ II ジャケット
着用カラー:ROPE | N3172
私にとって登山は、普段生活している場所から離れて、自分のことを見ることができる時間だと感じています。きれいな景色を眺めながら歩いている時、私は自分自身に問いを投げかけていることが多いです。何に悩んでいたのだろうとか、どうすれば解決できるのかとか…。山ではすごく自分自身に集中できるんですよね。だから悩んでいたことがちょっとバカらしく思えてきたり、今までなかったような発想を思いつくことができたり。自分に対して良い変化が多いなと思います。それに山で聞こえてくる音はぜんぶ自然がつくった音なので、こころにスッと入ってきて、とてもリラックスできるんです。私にとって山はある意味こころのメンテナンスみたいな部分があるので、行きたいと言うより定期的に帰りたい、そんな場所だと思っています。

Photo:渋御殿湯
MILLET AMBASSADOR
野口絵子
PROFILE
登山家・野口健氏の長女として、2004年2月21日東京都世田谷区に生まれる。小学2年生の時に雪の天狗岳(八ヶ岳)で登山デビュー。15歳でキリマンジャロ(5,895m)登頂、2023年にはアイランドピーク(6,189m)に登頂するなど、父と共に世界の名だたる山々を踏破。
認定NPO法人ピーク・エイド理事 ミス日本2026グランプリ/ミス日本「海の日」/八ヶ岳観光協会親善大使






